水難事故防止にと「ひゃあらんさんまつり」開催

南川副公民館

南川副公民館

 平成29年5月16日(火) スポーツパーク川副脇水路にて、小鹿幼稚園の園児らが集まり「ひゃらんさんまつり」が開催されました。
 農業の盛んな川副町には、堀やクリークが多く存在し、水難事故も多かったそうです。そのため、水の増える4月下旬から5月の初めに水神様にお供え物をし、無事を祈願する祭りが各地区で行われていました。しかし今では、南川副の南19区4班と小鹿幼稚園で行われているものだけとなりました。
 藁で編まれた舟には、「ごっくうさん」(円錐型をしたおにぎり)、ふき(河童に足をつかまれても吹き上がるように)、きゅうり(河童の好物)などが供えられていました。ごっくうさんは、各家庭で作ったものを持参したそうです。
 子どもたちは、流れていく舟を眺めながら、手を合わせ水難事故に遭わないようにとお祈りしていました。昔は各地区で開催されていたというこの行事、川副町の歴史として長く続いてほしいと願っています。
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