発見いっぱい!!海と山のよかとこ交流事業(南川副編)

南川副公民館

南川副公民館

 平成29年8月19日(土)三瀬校児童ら7名を南川副に招き、南川副小学校児童6名との交流事業を開催しました。この事業は、それぞれの魅力を認識していくこと、そして交流を通して故郷の良さを再発見し、誇りを持ってもらいたいと計画しました。今回の南川副編では、有明海の生き物、川副の漁業(主に海苔作り)、農業(広大な農地)、九州佐賀国際空港を学ぶコースです。
 まずは、自己紹介ゲームで緊張をほぐし、戸ヶ里漁港へ移動。双眼鏡やフィールドスコープでムツゴロウやトビハゼやカニなどの観察をしました。双眼鏡の扱いにも慣れ、いろいろな生き物を見ることができたようです。次に摘み取った海苔を製品にする共同加工場を見学しました。そこには大きな機械がいくつも並んでおり、さまざまな過程を経て、製品になることが分かりました。また以前は船から、ダンベ(プラスチック製の箱)に入れた海苔をトラックに積み、それぞれの家で加工作業を行なっており大変な時間と労力がかかったそうです。それが協業体の施設では、ポンプで海苔を送ることが出来、かなり労力が軽減されたそうです。
 そして九州佐賀国際空港へ移動。ターミナルビル事業企画グループのスタッフさんに受付カウンターや手荷物検査、お土産コーナーなど空港内を案内していただいた後、展望デッキで昼食をとりました。タイミングよく飛行機の離陸を見ることが出来、子ども達のとても喜ぶ姿が見られました。
 その後、空港南の堤防をおり、どこまでも広がる有明海の干潟を見ました(ちょうど干潮時刻)。そこでは、ムツゴロウ捕り名人の藤戸さんが漁の最中にも関わらず子どもたちを見つけ、潟スキーで岸まで来てくれ、捕ったムツゴロウを見せてくれました。ムツゴロウ漁の方法(罠の仕掛け方)や持ち方(頭のすぐ下を指ではさむようにして持つ)、ムツゴロウ漁師が減ったことなどを教えてもらいました。子どもたちは、潟スキーに乗ってみたい、まだムツゴロウを触りたいと喜んでいました。
 最後に海苔の培養所を見学させてもらい海苔の種が育つまでを学びました。
 今回は、主旨に賛同いただいた海苔師の古賀さんにコースの選定から所々の説明までご協力いただき、内容を充実させる事が出来ました。また最初はぎこちなかった双方の子ども達も仲良くなり、様々な発見とともに良い交流が出来たようです。
 9月30日には、三瀬での交流を予定しています。今度は山の魅力を存分に味わってほしいものです。
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