天気、天気図、災害対策(成人学級)

南川副公民館

南川副公民館

 平成30年1月18日(木)佐賀地方気象台より新出氏、山元氏を招き、「天気の基礎知識」「佐賀県の気象特徴と防災気象情報」について学びました。
 天気の基礎知識では、天気図の見方、日本の四季、天気予報と大きく3ジャンル。天気図では、気圧の説明や前線の種類、高気圧・低気圧の中の風向きなどを、四季は、日本付近の気団(揚子江気団、オホーツク気団、小笠原気団、シベリア気団)の活動具合で変わっていくこと、天気予報では、降水確率は降りやすさを表すもので量や強さは関係しない事、月の引力で潮の満ち引きがあることを学びました。
 また佐賀県の気象特徴と防災気象情報では、佐賀県の地勢と気象特徴や佐賀平野の災害、近年の豪雨災害などの説明がありました。佐賀平野は、北部の山地と干拓等で形成された広大な平野が特徴で、有明海に面した平野は、満潮時には海面より低くなるため、内水被害が生じやすい地形だそうです。過去にも昭和28年、平成2年、平成26年など大きな浸水被害を出しています。また台風による高潮のメカニズムの話もあり、この地で起こりうる被害(高潮は遠浅で南に開いているところで多く発生している)だと皆さん熱心に聞かれていました。
 近年の気象は、「局地化」「集中化」「激甚化」が見られると昨年度起こった九州北部豪雨などを挙げ説明されました。
 自然災害で被害を最小限に食い止めるために、なるべく新しい情報を入手し、段階的に出される情報を活用して早めの対応をとるように心がけたいものですね。
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