9月のウォーキング

中川副公民館

中川副公民館

 9月26日に第5回歴史探訪ウォーキング(通算8回)が開催されました。
今回は,西川副の鰡江にある東泉寺と和仁神社がある早津江病院を散策した。
 東泉寺は、創設は、延文5年(1360)頃で、その後鍋島家の命で、薬師如来を奉じて再建し東泉寺と号した。元文6年(1741)に本堂再建、前後して鐘桜建設・桜門は、安政4年(1857)に建てられた。
 また、お寺の中に真島次郎先生の顕彰碑がある。先生は、川副町久町出身で上海東亜同文書院の2期生として入学し、明治38年3月卒業して同校の助教授となったが、病を克服する事が出来ず41才の若さで上海で客死した。菩提寺である東泉寺に建てられた。
 和仁神社は、今はなくなっているが御神体は鰐の口の牙を立てた神様で、海の覇者、転覆せぬ船神。今の新町通りは、この和仁神社の馬場で、北突き当たりに鎮座していた。直正公は上船、下船に必ず社前に額ずかれていた。
和仁神社は西寺井、東寺井からの尊信者も多かった。和仁神社があった場所は、現在の佐野常民記念館の2階(堤防)からの入口の辺りにあった。早津江保養院の敷地内にあったので、現在は、早津江病院の中に祀られている。
 早津江病院は、和仁神社に1月1日には病院の理事長始め幹部職員がお参りされ、毎月1日と15日には榊を新しく取り換えて職員がお参りされている。入院患者さんもお参りされている。定期的に清掃されているので、訪問した時に境内の中は、綺麗であった。早津江病院では、由緒ある神社であるので多くの人にも知ってもらうため、今後案内板の設置を検討しているとの事であった。
 今回の散策コースは、15名の参加であったが早津江病院の中にある和仁神社を初めて見た人がほとんどで感動された。そして病院が神社内を綺麗に管理されているのに感心されていた。皆さん興味深く熱心に、事故もなく非常に好評だったと思われる。  歴史・伝統部会 江頭俊雄

東泉寺
DSCN1427.JPG和仁神社

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