館長出前講座を行いました/ふるさとの歴史

若楠公民館

若楠公民館

若宮老人クラブに招待していただき、若宮公民館で出前講座を行いました。
オーダーは『若楠の昔、あれこれ』。
H28_10_5demae(5).JPG昨年度開催した『ふるさと歴史講座』をもとに、
公民館長が戦前から戦後のまちの移り変わりについて話をしました。
昭和の写真に「なつかしか~」の声も。
川上軌道(路面電車)が走っていたことを記憶している人もいました。


ところでふるさと歴史講座では、
参加者の話を録音し文章に起こす作業を行いました。
話す言葉はもちろん、ネイティブ佐賀弁。

明治生まれの祖父母と暮らしていたので佐賀弁の聴き取りはバッチリ!なのですが、
見たことがないモノの名前が出てきたときには、「何ですソレ?」と話を中断させたものです。
例えば水車(ミズグルマ)、シャリキ、肥桶(コエオケ)...。

特に解せなかったのが、田んぼに掘った防空壕。
藁や土で屋根を作ったというのですから、果たして防空壕と言えるのかと...。
形状の想像もできません。
そんなとき、朝ドラでヒロインが庭先の防空壕に逃げる場面があり
あの時代の人々は、そのような粗末な壕の中でじっと耐えるしかなかったのかと
あらためて戦争の恐ろしさを感じたのでした。



IMG_7131.JPG焼夷弾の筒を前に、空襲の記憶について語る。
(平成27年度ふるさと歴史講座より)