東与賀公民館長のコラム⑪ ミニ子ども文化祭

東与賀公民館

東与賀公民館

(令和4年1月6日(木)佐賀新聞「オピニオン」のページに掲載されました)

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「東与賀ミニ子ども文化祭」を昨年11月中旬、公民館主催で開いた。子どもへのまなざし運動の推進と「こどもたちの文化活動を高め、子どもの出番を増やし、地域の住民との交流を図る」などが目的。新型コロナ感染防止に配意しつつ、児童館や小中学校、地域の各種団体の協力を得て、子どもたちの力作を展示し、約130人の来場があった。
出展・来場した方々は「時間をかけて作っていたよね」と家族で感激したり、友達同士で「すごい」「上手」「素晴らしい」「偉い」と褒め合ったり―。「次はあなたもチャレンジしてみたら」と促す親子や「家族や親戚を誘って、また来ます」と言って会場を後にした人もいた。文化活動は地域のエネルギーと言われる。新型コロナで社会が疲弊している中での開催は意義深いものだったと職員と自画自賛した。 人は本来「集う」習性がある。公民館の存在理念は「集う」「学ぶ」「結ぶ」だが、文化活動の拠点としても、その役割がいかに大きいかを再認識した。
余談だが、これまで「公民館の人」と呼ばれていたが、参加した子どもたちから「公民館長さん」と呼ばれるようになった。「なんで知っているの」と聞くと、「この間、公民館見学で説明してくれたじゃない」との返事。やっと...やっと、子どもたちからも公民館長と認知してもらったと安堵(あんど)した。