佐賀市表彰に町内から4人と1自治会が

9月30日に行われた佐賀市表彰に兵庫町内から4人の個人と1つの自治会が表彰されました。

【市政功労表彰を受賞された枝吉琢磨さん】

　枝吉さんは平成25年4月、小学校に入学する孫の登校が始まるのを機に、地元県道の三差路で児童の見守りを毎朝夕始められましたが、その後信号機の無い西中野交差点での見守り要請がありそちらへ移動し小中学生の通学指導を行われました。　信号機が設置されると児童生徒数の多い東中野交差点で通学指導を毎朝と低学年の下校時に行い8年が経過したところですが現在も継続中です。　

　8年の間には交通事故にも遭遇したそうですが、一度は児童が車に巻き込まれる寸前に制止出来たこともあり『ここで交通指導をしていて良かった』と痛感した出来事だったと話をしてくれました。

【市政功労表彰を受賞された小栁暢彦さん】

　小栁さんは、平成17年2月1日から自宅に近いJR伊賀屋踏切をスタートに、伊賀屋地区と中野吉地区の兵庫小に登校する児童を引率して、小学校までの3キロメートルを徒歩で見守る活動を毎朝行い、その活動を現在も継続しておられます。

　また、登校時の見守りだけでなく、平成17年より始まった『兵庫小ふれ愛らんど』にもスタッフとして参加し、開催の土曜日には児童たちにスポーツの楽しさを教える役割もこなしながら、『地域の子どもは地域で守る』を口癖に、児童の健全育成になくてはならない小栁さんです。

※『兵庫小ふれ愛らんど』は、平成14年に始まったオーストラリアブリスベン市の小学校との相互訪問事業に対応するため、英会話教室とパソコン教室を実施したことがきっかけで始まった『兵庫町教育振興会が主催する勉強会の場』であったが、その後佐賀市の『地域子ども教室』に姿を変えながら現在も続いている。

【市政功労表彰を受賞された早田敏明さんと奥様】

　早田さんは、平成22年4月から堀立西交差点で、兵庫小学校に登校する児童の見守りと声かけを登校日には毎朝行い、児童の安全と健全育成に貢献する活動を続けられました。

　活動のきっかけは仕事に一旦区切りを付けて自治会長に就任され、仕事への精力を地域貢献に転換したことから始まりました。

　地域貢献に目覚め早田さんは平成24年8月から令和2年7月までの8年間佐賀市少年育成委員を努められました。

【市政功労表彰を受賞された古川光さん】

　古川さんは平成18年4月より散歩を兼ねた藤木地区内のチリ拾いを始め、同22年12月の民生委員・児童委員就任から毎朝、夢咲中央西交差点や夢咲中央交差点で登校する児童への声かけと交通指導の双方を続けて、民生委員・児童委員を令和元年に退任した後も継続中です。

　柔道有段者の古川さんは平成19年に『兵庫少年柔道クラブ』を主宰者として設立し、兵庫公民館の武道場で毎週指導する柔道教室を11年間継続し児童たちの健全育成に力を発揮されましたが、柔道を習う児童がいなくなり止む無く解散したものの古川さんの功績は偉大なものです。

【藤木自治会の野口自治会長】

　藤木自治会では昭和20年代から、現在の藤木公民館と隣接する藤木天満宮や参道、周囲の都市公園やゴミステーションのほか、公園周りの道路や歩道の清掃活動を続けておられます。

　掃除の行い方は、自治会員3～4家族による週に3日程度作業を行うローテーションを組み、約1時間をかけた清掃活動を続けています。

　当該地には楠などの大木5本と大きな樹木や並木の桜を合わせると90本の樹木のほかに植え込みの低木が100本ほど植栽してあり素晴らしい佇まいを見せています。

　その活動によって美観を保つことと落葉によるスリップ事故の解消にも役立つ、自治会の主要な日常の環境美化活動になっています。

　土地区画整理事業により都市化して緑が少なくなった当地区ですが、藤木天満宮公園はその中で地域の人に守られながら、子どもたちの遊びの場としても機能している地域の憩いの場です。

　今年の佐賀市表彰は67人の個人と、団体では藤木自治会の、計68件の表彰でした。

　兵庫校区自治会では来年度も表彰者の推薦を行いますので、各単位自治会では表彰対象者を探し出してくださいますようお願いします。