身近にいる ミシシッピアカミミガメの話(報告)

嘉瀬公民館

嘉瀬公民館

外来生物に関する講座2回目の講師は、ハス再生実行委員会代表の永原光彦さん。2006年頃消滅した佐賀城お掘のハス再生に、行政や大学と連携し取り組んできました。

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ハスの消滅の要因として、堀干しがないこと、一部伐採されたことなどに加えてカメの食害が考えられたことから、ミシシッピアカミミガメの駆除に乗り出しました。カメの供養祭も行いながら、現在までに約470匹を捕獲。2010年には約50年ぶりに堀干しを行い、自転車やタイヤなどのゴミを処分しました。ハスの育成調査と植え付けを続けた結果、年々南堀でハスの生息域が広がり、今では夏の初めにたくさんの白い花がみられるようになりました。



参加した人から「うちの近所でカメが甲羅干ししとっよ」との話が出ると、あそこもここもと、嘉瀬町のいたるところでカメを見かけるということが分かりました。

ミシシッピアカミミガメとはミドリガメのこと。お祭りの屋台などで、小さくて愛らしい姿に魅了された人も少なくないのでは。野外に放つ行為が厳禁なのはもちろんのこと、厳格な管理のもとでの飼育が必要とのことです。


カメに罪はないはず、ですよね。


主催:嘉瀬公民館
参加者:9人