嘉瀬町の田んぼの中で、何やら発掘調査が行われていると地域の方からきいたのはつい先日のこと。その調査の最新資料が、この度佐賀県立博物館で初公開されます。
『さがヲほる−佐賀県発掘成果速報展2021』
6月19日(土)から7月18日(日)まで
田んぼの中で見つかったのは、中世から近世(江戸期)にかけての館跡『藤三郎屋敷(とうざぶろうやしき)』。有明海沿岸道路から分岐する佐賀唐津道路の工事現場で発見されました。チラシに使われている発掘調査の写真は、藤三郎屋敷のものです。地域の方の話によれば、この場所は昭和40年頃までは小高い丘のようになっていて、さまざまな野菜が栽培されていました。その後大規模な圃場整備により田んぼに姿を変えたということです。
藤三郎屋敷の発掘現場では、瀬戸・美濃(愛知県)産の陶器のほか、中国産の陶磁器も出土したそう。一体どんなものを見ることができるのでしょうか、楽しみですね。
さがヲほる チラシ.pdf