廃棄物をエネルギーや資源へ/環境講座(報告)

嘉瀬公民館

嘉瀬公民館

環境講座第2回を7月21日(木)、佐賀市バイオマス産業推進課を講師に迎え嘉瀬公民館で開催しました。

バイオマスとは、生物資源(bio)の量(mass)を表す概念で、再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの。佐賀市では清掃工場と下水処理センターを拠点に、発電事業、汚泥の肥料化、廃食用油のリサイクルなどさまざまな取組が行われています。Co2の分離回収事業を行う高木瀬の清掃工場周辺には、近年農業関連の企業が複数進出。パイプラインで供給されるCo2を活用し、キュウリの栽培工場では全国平均の4倍にあたる収量を達成したといいます。


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講師の川原田さんによると、佐賀市のバイオマス産業は国内外から注目を集めているとのこと。COP(国連気候変動枠組条約締結国会議)で紹介されたり、メディアから取材を受けたり、さらには駐日大使の視察があったり。県外のイベントやシンポジウムなどで発表を求められる機会も多いといいます。

参加した人は「バイオマス産業のすごさがわかった」「バイオマス産業のことはほとんど知らなかった。未来への投資と思う」と話し、環境を保全しつつ地域経済を発展させたいという内容の濃い話に満足した様子でした。
(嘉瀬公民館主催、参加者8人)