幕末佐賀藩のモノづくり(歴史講座)

嘉瀬公民館

嘉瀬公民館

歴史講座第2回のテーマは、『幕末佐賀藩のモノづくり』。三重津海軍所跡の発掘調査を担当した佐賀市文化財課の中野さんを講師に招き、9月14日(水)に開催しました。

県外出身の中野さんは就職を機に佐賀に来たばかりの頃、佐賀の人が、幕末・明治期に活躍した佐賀出身者をあまり知らないことや、「佐賀はなんもなか」と自虐的に言う人が多いことを不思議に思ったそう。中野さんは、大隈重信や江藤新平などの有名人に加え、会計検査院をつくった山口尚芳、札幌市を設計した島義勇などを紹介し、佐賀藩のモノづくりには人づくりも含まれることを強調されました。


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佐賀藩は西洋技術を取り入れるため反射炉や精錬方、三重津海軍所などの施設を作り、藩の技術者が研究や試作を重ね工業の近代化を図ったといいます。これらをわかりやすくまとめた動画も視聴させてもらいました。


次回9月28日(水)は、世界遺産になった三重津海軍所跡へ。リニューアルした『佐野常民と三重津海軍所跡の歴史館』を見学します。またんたび!
(嘉瀬公民館主催、参加者15人)