いきいき楽習講座の最終回は、現地研修を行いました。小雨の中、30名の参加者が大型バスに乗って公民館を飛び出しました。今回の行き先は唐津の「井上絹織株式会社」と「曳山展示場」です。
井上絹織株式会社は、創業60年の博多織の会社で創業時は福岡市博多区に工場がありましたが、工場を故郷の唐津に移し技術を受け継いでおられます。浴衣帯や伊達締めの他にも、博多織を使った小物(財布や名刺入れ、スマホケースなど)を作り、博多織のよさをアピールしています。
見学では、染色した糸を糸巻に巻くところから製品が出来上がるまでの工程を見せていただきました。様々な機械があり、1つひとつに目を配りながら作業を進めておられました。機械織りとはいえ、糸が切れた時はとても小さい穴に細い糸を通したり、材料が切れたら補充したりと、やはり人の手は必要で作業をされている従業員の皆さん一人ひとりが職人さんだなぁと感じました。
実は、京都から仕入れた糸の染色も工場内で行っているのですが、時間の都合で見学できなかったのが残念でした。でも、参加者の皆さんは、作業を本当に間近に見ながら丁寧な説明を聞くことができ、よい機会となりました。(1月22日)
曳山展示場では、並べられた曳山の迫力に圧倒され、唐津の街中を勇壮に走り抜ける情景を思い浮かべることができました。
その後、昼食とお買い物を済ませ帰路に就きました。ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。