【ご報告】第1回さが学講座(令和2年7月)

神野公民館

神野公民館

令和2年度最初の主催講座、さが学講座を開催しました。
開催については、かなり悩み考えましたが、座席の配置(参加者同士の距離)、机や椅子の消毒、手指の消毒、マスクの着用、常時換気などなど、新型コロナウイルス感染症予防対策を念には念を入れて行うことで開催を決めました。

第1回目のさが学講座は、藤井祐介先生(佐賀城本丸歴史館学芸員)による「島義勇~文武両道、鍋島侍~忠勇姿を為す~」でした。鍋島直正に仕えた島義勇は、剣術はもちろん算術にも長けていて、船の知識も豊富で・・・。まさに文武両道の人物でした。
開拓判官としては約3ヶ月という短い期間でしたが、退いた後も島義勇が描いたとおりの開拓が進められ、現在の北海道の基礎になっています。最期は、佐賀の乱(佐賀戦争)の首謀者として罪人となりましたが、明治22年の大赦によって名誉が回復しました。
その後、北海道には北海道神宮と札幌市役所に銅像が立てられ、北海道神宮の境内社として建てられた開拓神社の祭神の一柱となっています。しかし、佐賀ではなかなかこの功績を知る機会が少なかったのですが、佐賀の七賢人となり、明治維新150年で佐賀城西御門橋南側に銅像が建立され、島義勇の知名度も右肩上りです。

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