思斉館大学(8回目)を開催しました。

久保田公民館

久保田公民館

12月16日(木)に久保田保健センター多目的ホールにて、公民館主催「思斉館大学(8回目)」を開催しました。

元・気象庁佐賀気象台台長で、現在は佐賀市立南川副公民館館長の溝上良雄さん(久保田町在住)を講師にお迎えして、「激甚化する気象災害にどう備えるか~大雨、台風、地震への備えについて~」をテーマにお話していただきました。

思斉館大学1.jpgもうご存知の方もいらっしゃると思いますが、サガテレビで夕方放送されている「かちかちプレス」のコメンテーターとして出演されたりと多方面で活躍されています。

そんな溝上さんがこれまでの経験や培ってこられた知識をもとに、近年増え続ける激甚災害についてその特徴やしくみを説明いただき、これからも起こり続けるであろう気象災害にどう備えるかを教えていただきました。

思斉館大学2.jpg大雨で洪水が起こると、普段見慣れている風景も通り慣れている道も雨水で何も見えず様変わりしてしまうため、早めにまだ外が明るい内に避難する予防的避難が大事であることや、避難する際にはなるべく両手が使える状態にしておいた方がいいため、荷物はリュックサックに詰めて背負う、傘より雨合羽を着用する、長靴は水が入ると歩きにくくなるためヒモの靴を履く、また道路に穴や突起物、段差などがないかなどの状態を探りながら歩けるよう長い棒のようなもの(傘、杖など)を持参するなど、避難する際に注意すべき点をお話しいただきました。

また自治体が発行しているハザードマップを事前に見ておくことで、例えば洪水が起きた時に自分が住んでいるところはどのくらい浸水するのか、避難するタイミングや場所、避難方法、非常用持ち出し袋に入れて準備しておくべきものなどを確認してくことが大事だそうです。

思斉館大学4.jpg「地震などの災害を止めることはできませんが、防災知識の普及や防災訓練への参加での意識の啓発で、災害を減らすことは可能です。」とおっしゃていました。みなさんもいつ起こるか分からない災害に備えて、今一度ハザードマップを活用してみてはいかがでしょうか?