3月25日(金)、山を代表する三瀬、松梅及び海を代表する南川副各民館が、共催で交流会を実施しました。この交流会、当初は南川副に全員が集合して行う予定でしたが、コロナ第6波により、それを断念。最悪中止も心配しましたが、コロナ禍の知恵、リモートで3館を接続して開催することを決心し、この日に至りました。
この交流会で期待したのは、各地域の「よかとこ」をアピールしてもらうことを通じて、ご自身の地域だけでなく佐賀市についても認識を新たにしていただき、ご自身のご家族に郷土を語り継いでいく力を高めていただこうというものでした。
参加したのは各校区それぞれ10名程の有志。各校区参加者は、1月~2月と事前検討会を行い、1人1テーマで各校区の「よかとこ」を分担し準備を重ねて来ました。各参加者は、口述原稿はもちろん、カメラを通した画面を考えながら画像や資料も作成されました。
本番の発表では、初めてのことと、とても緊張する方もおられましたが、やはり自分のお気に入りのテーマで、多くの方々が一人1分の制限を超える熱弁で地域を語っておられました。
紹介されたのは、それぞれの地域の自然、それがもたらす食材や景観、歴史が培った伝統、かつて経験した時代的な思い出、そして地域を支える産業等でした。
南川副グループからは、特別の講座として、当初予定の海苔工場見学ができなくなった代わりに、海苔加工の解説と有明海の海苔、ワラスボ等の珍味を試食として事前に準備していただき、潮の香り満載のプレゼンテーションを頂きました。
なお、松梅地区の皆さんからは、名産の干し柿をいただきました。皆さん、ありがとうございました。
いずれの皆さんにも、一時にこのような話を聞くことができ、視野を広めてご自身の地域を見つめることのできた大変貴重な時間だったように思います。