10月17日(月)三瀬公民館主催の「津軽三味線と歌声ホール」を開催し、本格的な津軽三味線の演奏とギターによる皆さんで一緒に歌って楽しむコンサートを開催しました。
演奏して下さったのは清水英龍(本名西博久)さん。佐賀市を拠点に演奏活動や健康音楽サークルをされている演奏家です。津軽三味線では、全国レベルで入賞された経歴をお持ちの方です。この日の前半は、津軽三味線についてのお話を交えながら、「津軽じょんから節」など津軽三味線の定番曲を演奏していただきました。津軽三味線は、日本において独特の発展をし、太棹など楽器自体が独自の作りになっており、また、バチで弦をすくい上げたり左手で弦を爪弾きながら演奏したりする奏法も独特のものだそうです。この日の実際の演奏でも、東北の厳しい生活環境や苦難に打ち勝とうとする力強い感情や東北の木目細やかな気候情景を描写するような演奏がとても感動的で、この三味線ならではと改めて感じました。後半はギター伴奏による「歌声ホール」。清水英龍さんの歌声ホールでは、皆さんが少しでも気軽に参加できるようにと、とにかくたくさんの曲を途切れなく演奏していただきました。この日の曲目は、来場者の年代にあわせ、昭和歌謡を中心に準備していただきました。来た時には、「私は、あんまり歌い切らんよ。」と遠慮がちだった方も、お帰りの際には「すーっかい昔の気持ちにもどって、ク〜楽しかったよ。」と、とても嬉しそうに感想を語っておられました。