お口の健康から全身の健康へ〜歯周病を予防しよう〜第3回鍋島養正塾〜健康編〜(報告)

鍋島公民館

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歯周病をテーマに健康講座を開催しました。(令和4年8月25日)


前半は佐賀市健康づくり課の鍋島校区担当保健師から、国民健康保険の特定検診の結果データを基に、鍋島校区住民の健康に関する傾向や課題についてお話を伺いました。
鍋島校区は佐賀市の中でも、高齢化率が低く、生産年齢人口(15歳〜64歳)が多い校区だそうです。そのためなのか、一人当たりの医療費も低く抑えられていることがわかりました。
しかし鍋島校区の65歳〜74歳は、糖尿病に関係の深い血糖値やHbA1cの値について、所見を必要とする人の割合が佐賀県や全国に比べて多いことがわかりました。これらの傾向は私達の健康づくりの参考にしたいものです。

後半は佐賀県口腔保健支援センターの歯科衛生士、田中さんに来てもらい、歯周病についてのお話を伺いました。
歯を失う原因の一位は歯周病です。しかし歯周病の原因である細菌を減らし、その働きを抑えることで、歯周病を予防し、広がりを抑えることができます。
講座では、歯周病の進行の過程や、お口の状態が与える健康への影響、歯磨きについて、わかりやすく説明していただきました。
また、お口の働きを高める「お口の体操」も教えていただきました。
受講者のみなさんからは、「歯ブラシの持ち方は?」「電動歯ブラシと手動の歯ブラシ、どちらがいいの?」「歯磨き粉の付け方は?」など、毎日当たり前のように行っている自分の歯磨きのやり方を見直すような質問が出ていました。
お口の中のケアの方法や、お手入れの常識は変化しています。長年の自分流のやり方を振り返り、最後まで自分の歯で食事が摂れるよう、お口の中の細菌と上手に付き合っていきましょう。

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