佐野常民と三重津海軍所跡の歴史館 9月25日リニューアルオープン!!

 9月25日(土)、佐野常民と三重津海軍所跡の歴史館がリニューアルオープンしました。それに先がけて、9月23日(木)に内覧会が開催され、その中にこんな姿をみかけました。
 熱心に、ドライドックのレプリカに見入ったり、学芸員に資料についての質問をするのは、西日本新聞が主催する「子どもタイムズ」の子ども記者さん達です。総勢5名の女児が館内を見学し、当時の佐賀藩の技術の高さや、佐野常民の志に深く感心していました。
20211012113410-49230e997772e1839914fb1d442aff6d5428e88c.png20211012113454-9cd2973270846fbfeeabaf2d66edaf07898c5bac.png ※歴史館を見学した後は、歴史館の内容以外にもこんな質問も!
「日本赤十字社の病院の数はどれぐらいありますか?」  「学芸員になるには、どうすればいいですか?」

 どんな質問に対しても、大人はまず質問したことを褒め、記者としての働きを認めることが、子どもの自分自身に対する自己有用感に繋がります。

 子どもの頃に、大人から認められたという経験は、子どもの成長にとって大きな影響を及ぼし、その後の夢や目標に大きく化けることもあります。 オリンピック選手やプロスポーツ選手がその道を極めたいと思うきっかけを語る際に、子どもの頃の成功体験を挙げることは良く耳にします。

 今回の、子ども記者さん達は取材をとおしてどんなことを感じたのか、非常に気になります。そして、今回感じたことが、今後の彼女達の人生にとって、どのように影響し、将来どのような姿になっているのか、見守る私達も夢が膨らみました。学芸員や新聞記者になる者、赤十字に関心を持ち医者を目指す者、当日の佐賀藩の技術に興味を持ち、技術者を目指す者など、考え出だしたらきりがありません。

 子ども達に「出番」役割」を与え、大人が「承認」する仕組みの、西日本新聞の「子ども記者」の取組は、子どもへのまなざし運動の取組そのものだと感じました。

(参 考)  西日本新聞 「子どもタイムズ」
https://www.nishinippon.co.jp/category/kyushu/kodomo/

(追 伸 ) 
佐野常民と三重津海軍所跡の歴史館が9月25日リニューアルオープンしました!  皆さんも是非、一度見に来てください。
https://www.city.saga.lg.jp/main/73804.html