日新さが学講座2020年度は、7回開催予定を5回開催、定員30名などのコロナ対策をして実施いたしました。
第1回:7月28日(火) テーマ:佐賀藩精煉方跡を掘る(講演)
講師:三代俊幸さん、南たかまささん(佐賀市教育委員会文化振興課)
精煉方跡(多布施3丁目)を発掘していることについて報告をしていただきました。当時の地図に出土遺物写真を合わせた調査資料をみながらの説明と、出土遺物、パネルの展示。校区内の遺跡ということもあり、あまり精煉方に興味のなかった方も、身近に感じてもらえる機会となりました。
講師:宮﨑眞二郎さん(日本刀剣保存会元佐賀支部長)
江戸時代初期 佐賀藩に献上された「肥前刀」について、日本刀保存会佐賀支部長として調査したお話と、肥前刀・刀入れなどの展示をしていただきました。 肥前刀の刀工である橋本家は日新校区内の長瀬町に屋敷跡があり、佐賀市指定文化財となっています。
第3回:10月27日(火) テーマ:歴史ウォーク~民間信仰の遺物をたずねて~(歴史散策)
講師:金子信二さん(佐賀文化財保護審議会委員)
今回は生活の中から生み出された生活習慣としての宗教、いわゆる民間信仰をテーマに庚申文字塔、猿田彦大神文字塔などの供養塔をみて歩きました。 公民館から長崎街道を東へでて、国道から西へ向かい①北面天満宮~②伊勢神社~ ③本行寺~④道祖元神~⑤泰教寺~⑥西念寺(6か所)~日新公民館までを歩きました。
講師:吉野貴典さん(佐賀城本丸歴史館学芸員)
秋晴れの中、県立図書館前のこころざしのもりに集合して、佐賀市中央大通りを参加者それぞれが明治維新150年の記念モニュメントをみて歩き、心に残った偉人を3名書いてもらいました。最後は佐賀城本丸歴史館において学芸員の吉野貴典さんに鍋島関宋公、特別企画展(佐賀の異才を追う)についてお話をお聞きました。 今回は、牛乳パックを利用した和紙風の中央大通りのマップを公民館サークル吾亦紅さん と地域文化部会の皆さんに手作りしていただき、参加者全員に配布して大変喜ばれました。 *共催:日新校区まちづくり協議会(地域文化部会)
第5回:12月15日(火) テーマ:社会教育と人生100年時代
講師:上野景三さん(西九州大学こども学部教授・佐賀県生涯学習セター事業統括)
生涯学習とは何だろうか、また、人生100年時代の持つ意味について講演していただきました。「人間はいくつになっても可能性を秘めている」「学んだことを自分の生活や社会に活かす」など、これからの人生がさらに豊かになるヒントをいただきました。