昨年初めて開催し大好評だった「つばめのねぐら観察会」を今年も開催しました。今年は2回行う予定です。
「つばめのねぐら」とは、つばめが夜に集まって眠る場所の事です。ねぐらの場所は、主に大きな川の河川敷や湿地にあるヨシ原です。大詫間には、九州最大と言われるつばめのねぐらがあり、シーズンになると九州じゅうの野鳥ファンが集まります。今回の参加者の中には「ずっと大詫間に住んでいたのに知らなかった」という方も多くいらっしゃいました。
第1回は8月22日(月)18時に行いました。最初は公民館に集合し、日本野鳥の会の皆さんにつばめの生態や観察のポイントなどを学びました。
質問も多く、皆さんの熱心さが伝わりました。
ばっちり見えるように双眼鏡の使い方を学びました。
現地の早津江川付近に移動し暗くなるのを待ちます。
暗くなるにつれてつばめの数も増えてきました。
写真では確認しづらいですが、前から後ろから、たくさんのつばめがヨシ原に飛び込んできています。
周囲が暗くなるころには、川とヨシ原の境目がつばめの集団で真っ黒に見えるくらいの光景を確認できました。
参加した皆さんは口々に「想像以上にたくさんのツバメがいて驚いた」「感動した」「地域の皆さんに教えたい」と感想を述べられていました。
今回は初めて小学生の参加がありました。講師の先生が、「この子が大人になったとき、「わたしが子どもの頃、つばめという鳥がこの大詫間にたくさんいたのよ。今はもういないけど」と話すような未来にならないように、今から私達でこの環境を守っていきたいものですね」とおっしゃられていたのが印象的でした。