本日9月26日(木)、新栄さが学講座では、佐賀市教育委員会 文化振興課より、中野 充 主査をお招きして、「佐賀の反射炉」というテーマで、お話をしていただきました。
佐賀藩単独で国防のため鉄製大砲鋳造に挑むには、大変な困難や失敗があったとのこと。しかしながら「在来知(ざいらいち)」といわれる佐賀の産物や人材、知恵を合わせて、高温に耐えうるレンガ、そして反射炉、鉄製大砲を完成することができたとのことでした。
文献から、築地反射炉は現在の日新小学校敷地内にあったのではないかということで、5度の発掘が行われましたが、まだその跡を発見することはできていないそうです。
幕末において、近代科学技術をリードした佐賀藩。その技術はさながら、優秀な人材の育成に当たった藩主鍋島直正にもスポットを当ててお話いただきました。佐賀の偉業をほこりに思えた回となりました。