10月28日(木)、第3回新栄さが学講座を開催しました。
相良隆弘さん(佐賀医学史研究会理事・相良知安の5代目子孫)に講演していただきました。
近代日本の礎を築いた人物を多数輩出した幕末佐賀藩ですが、医学の分野でも多くの人が活躍し功績を残しました。中でも相良知安はわが国にドイツ医学を導入した功績者です。今でこそ定着しているガーゼ、レントゲン、アレルギーなどはドイツ医学用語ですが、明治初期において新政府内ではイギリス医学採用の動きが大勢を占めていました。そんな四面楚歌の状況にもかかわらず、知安はドイツ医学の優秀性を堂々と主張し、ついに導入が正式決定されたのでした。
講師の相良隆弘さん