6月23日(水)第2回目の大人塾「幕末佐賀藩の産業遺産」講座を開催しました。
講師は佐賀市文化振興課中野充さんです。過去幕末佐賀藩を取り上げた時に受講者からとても人気があった方です。反射炉事業は、蘭学者、算術家、鋳物師、刀鍛冶など各分野のプロフェッショナルが集められ、伝統的な技術と知識も積極的に応用されました。陶磁器産業も耐火煉瓦の製造などで反射炉と深く関わって、トンバイと目砂(耐火砂)を混合して、佐賀藩の高い技術で1500°cにも耐えられる煉瓦に成功しました。日本初の反射炉に成功し鉄製大砲の鋳造が可能となりました。
凌風丸は幕末に佐賀藩が建造した蒸気船、日本で建造された最初の蒸気船です。
*次回は第3回「陸蒸気を海に通せ!〜大隈重信と日本の鉄道開業〜」です。