大賀ハス(二千年ハス)が開花しました!!

春日公民館

春日公民館

春日公民館で、3年前から育てていた「大賀ハス(二千年ハス)」の花が、初めて咲きました!!

平成31年(令和元年)に、多久市にある聖光寺住職の野中和尚から木塚さん(当時の春日公民館長)が、譲り受けた『大賀ハス(苗)』とは、2000年前の弥生時代以前の地層から見つかった二千年ハスや古代ハスと言われているものです。今回のつぼみも、サークル活動で来られていた木塚さんが最初に確認されて教えていただきました。2000年の時を越えて咲いたハスの花は、淡いピンクの綺麗な姿を楽しませてくれました!!

◆大賀ハスが開花するまで → 開花までの様子.pdf

◆大賀ハスについて(春日公民館での経緯)
 大賀ハス(古代ハス、二千年ハスとも呼ぶ)は、1951年(昭和26年)に大賀博士(植物学者)が、落合遺跡(千葉県)でハスの実を発見し、発芽と開花に成功しました。
 その後、ハスの実は多くの『人』・『想い』がつながり、全国に広まっていきました。佐賀県多久市にも伝わり、野中和尚(聖光寺住職)を中心とした『多久二千年ハスを守る会』が現在も管理・運営を行っています。
 春日公民館のハスは、平成31年に野中和尚から苗を譲り受け育てて来ました。初めのうちはバケツで育てることで葉が浮いてきました(浮葉)。だんだんと葉が多くなり、2年目には大きな鉢に田んぼの土を入れて移植しました。葉が大きくなり立ってくると(立葉)さらなる成長がみられ、職員で水を絶やすことなく大切に育てて来ました。
 その甲斐あって、3年目の今年(令和3年)初めて花芽が出て、見事に開花してくれました!!
 冬の間、葉は枯れてしまいますが、土の中では地下茎(れんこん)が育って、春になると新しい葉が立ち上がり、6~7月には、再度花を咲かせてくれることを期待しています。
 今年初めて咲いた淡いピンク色の綺麗な姿を眺めていると、2000年の時空を越えてきたロマンを感じます!!
 ※この取り組みは、高志館高校教諭である中島先生のご指導によるものです。
 ☆この文章は、当時の春日公民館長であった木塚さんに書いていただきました。ありがとうございました。☆