古い木造の旧校舎は昭和53年の大火災によって残念ながら完全に焼失したが、その校舎のすぐ近くにあって、長年の風雪や水害、大火にも耐え抜いた「西校門と蘇鉄の植え込み」は、ほぼ無傷のまま昔の面影を今に残して佇んでおり、特に、蘇鉄の生命力と長寿命には驚くものがある。
この二つが、いつ整備されたのかは不明だが、昭和28年の大水害と昭和53年の大火災という二大危機をも乗り越え、100年前後の長い年月を経た現在も、ただ静かに通学の子ども達と学校を、じっと見守り続けているように思うと感慨深いものさえ覚える。(この記事は鍋島校区住民の情報提供によるものです。)