「ひと 鍋島」
今回はボランティア鍋島の古川勝彦さん(会長)、陣内真佐子さん(副会長)、花島順子(はなしまのりこ)さん(副会長)にお話を伺いました。(以下敬称略)
――まずは会長の古川さんにお伺いします。「ボランティア鍋島」の組織構成について教えてください。
古川:現在構成員は44人、7班で構成されています。毎月1回の定例会では役員や班長、佐賀市社会福祉協議会(地域担当者)、鍋島校区社会福祉協議会(会長)、おたっしゃ本舗鍋島(地域担当者)が集まり、年間行事を中心に会議をしています。また私は会長として上位組織である佐賀市福祉ボランティア協会代表者会議に月1回出席しています。
――どのような活動をされていますか?
陣内:高齢者の福祉と子どもたちの地域における安全安心を守るのが目的の任意団体です。例えば「ふれあいカレーライス会」「ひなまつり交流会」「お味噌作り」「ホウ酸ダンゴ作り」のような親睦会から、敬老の日のお祝いとして手作りのプレゼントを作って喜んで頂いたりしています。年末にはおひとり暮らしの高齢者の方へ年賀状を送るのですが、裏面は毎年鍋島中学校1年生が一枚一枚書いてくださっています。また、さが桜マラソンの給水所や選挙の投票所における入口付近の誘導など、市が関わる行事にも協力し、他にはNHK歳末たすけあい募金の受け付けなどもあります。
ーー「ふれあいカレーライス会」はどういうものですか?
花島:65歳以上の一人暮しの方が対象で、今年で3回目を迎えます。にじのはねこども園の園児の愛くるしい歌や踊り、吉田強さん(鍋島校区交通安全協会役員)達の相撲甚句やバナナのたたき売り、おたっしゃ本舗の實松さんのお話などもあり、楽しい時間を過ごしてもらっています。ただ、最近は公民館まで足がないという方々の声が気になります。市は多世代間交流を推奨するようになり、ボランティア鍋島としても子どもから高齢者まで楽しめるようニュースポーツなども取り入れたいと、知恵を出し合っているところです。
――新しいボランティアは募集していますか?
古川:身近なところから声をかけてはいますが、もっと仲間が増えてほしいと思っています。"できる人が、できる時に、できることを"というのがモットーです。楽しくないと続きませんからそれぞれ負担のない範囲で活動しています。興味のある方は是非お問い合わせ頂きたいです。老若男女不問です。
――どのようなきっかけでボランティア鍋島に参加されたのですか。
古川:私は50歳くらいの時に地区の方から民生委員と保護司を依頼されたのがきっかけで、その後自然とボランティアにも参加するようになりました。
陣内:私も民生委員をしていたので地域の方との繋がりがありました。ボランティアは10年くらいになります。
花島:民生委員になったら同時にボランティア鍋島の構成員になります。私は今年で6年目です。地区のために草刈りから水路掃除など、誰から言われるでもなく、自主的に自然とやっている人を昔からよく見かけました。そういう姿をみてありがたいという気持ちがありますから、私自身も少しでも役にたちたいという想いがあります。
――鍋島はどういう地域ですか。地域活動を通して何か思うところもあれば教えてください。
古川:私は生まれてからずっと鍋島です。二十八水のとき私は2歳で、鍋島小学校が浸水し、当時住んでいた津留地区の自宅も2階まで浸水したと親から聞きました。殆どが農家だった地域が医大の建設で学園都市へと様変わりする様子を見てきました。分譲開発は医大東から始まり医大南、4丁目、最後は5~6丁目だったと記憶しています。やはり安全で安心で住みやすいというところはずっと維持したいですね。
花島:私は角目に住んで35年くらい経ちますが、以前は三世帯同居が多い地区でした。昨年公民館で実施された"タウンミーティング"では、鍋島に新しい方々とも話す機会がありましたが、一様に鍋島への愛着をもたれていることを知り嬉しい体験でした。
陣内:私は鍋島に25年です。最近気になることとしては鍋島公民館への足がないという高齢者が結構いらっしゃいます。地区にある自治公民館はより自宅に近く便利なので、もっと活用していければいいかと思います。
――最後に今後の豊富をお聞かせいただけますか。
古川: 医大から学園都市。評判がよかった。分譲は医大東から始まり、医大南、4丁目、最後は5~6丁目と進みました。5丁目は市営・県営住宅、医大北には官舎が建ちました。今後も学園都市として市民の皆さんから愛着を持って頂ける地域であり続け、益々繁栄することを願っています。
陣内:ボランティア活動では、会食会などで高齢者の笑顔を見るのが支えになっています。もっと楽しんでいただくための工夫をしていきたいし、会員自身も楽しく活動してもらえるよう努力したいです。
花島:今年はボランティア鍋島の活動の他に、地元の角目でカフェを一回開いてみたいですね。まずは親しい人に声をかけていっしょに何かできそうな気がしています。地域の人に楽しんで頂くのが目的ではありますが、私もいずれ車を運転できない日がやってくると思うので、これは自分の将来のための準備でもあります。
――本日はお話ありがとうございました。
聞き手:鍋島公民館館長 岸川いづみ
昨年の「ふれあいカレーライス会」の様子