西与賀自主防災会本部では、小春日和の12月2日(日曜日)西与賀小学校において防災訓練を実施しました。
これまで避難訓練を7月末の「朝ラジ西与賀中央の集い」時に行っていたが今回は、防災訓練と同時に行いました。
例年、佐賀市の防災無線を活用して、避難準備情報発令で各町区の公民館に集合、その後防災無線からの避難勧告で西与賀小学校に避難しました。小学校で受付後ハイゼックス袋に米と水を詰め、小学校の屋上へ移動。開会式、避難所体験。体育館での講演や実演、炊き出し訓練によるハイゼックス米・カレーの試食を行いました。
今回の訓練の目玉は、以下の通りです。
1.避難行動要支援者者の確認の徹底
2.小学校屋上非難の実施(避難規模の確認)
3.避難所体験(パーテーション・段ボールベッド・段ボールトイレを展示)
4.柳原志保さんの講演(東日本大震災で被災と熊本地震を経験)
5.炊き出し(薪を使った炊事体験)や地域の食材を活用した豚汁を試食
地区公民館から小学校へ移動。
小学生から高齢者の方まで、乳呑児をだっこして参加された方もありました。
今回の訓練には総数465名の参加がありました。
今回はリュック・飲み物・上靴・ナイロン袋持参をお願いしました。
受付を終えたら、ハイゼックスの袋にお米と水を入れて、空気を抜いて輪ゴムでしっかり縛ります。
消防団の避難誘導で無事到着
屋上に避難、防災訓練の開会式
石井常利本部長のあいさつがありました。
段ボールでできたパーテーションやベッド・トイレがあります。
段ボールの中は対角線に1枚の段ボールを入れたもの。
ベッドもトイレも意外に頑丈でした。
炊き出しも順調に
今回は薪を使った炊飯も実施。
かまども敷物も安心安全部会吉末副会長のお手製です。
体育館では講演会を行いました。
講師に2011年の東日本大震災や
2012年には熊本地震を経験され
た柳原志保さんを招いて、体験談
を聞きました。
熊本地震の直接の死者は50人
その後の関連死者は200人を超え
る。せっかく助かった命が亡くなった。
被災した後のストレスの少ない生活が大事と。
新聞紙でスリッパ作成
柳原さんの講演の後、消防防災課の大島専門員さんより防災の講話がありました。
最後に「ふるさと安心安全部会」の臼井
さんより、今年6月に起きた子供の水難
事故を教訓として、事故防止の取り組み
がPTAと共に始まり、現在水難救助器
具の設置まで進んでいることの報告が
ありました。
安心安全部会の素早い対応に柳原さんからお褒めの言葉をいただきました。
閉会後 体育館で受付後に作ったハイゼックス米と炊き出しで作っていただいた豚汁を食べて終了しました。
炊き出し班を含め、担当班のみなさん本当にお疲れ様でした。
今回は西与賀自主防災会本部が予定した参加者を大幅に上回る参加がありました。地域の皆さん方の協力に感謝申し上げます。