西与賀町周辺の史跡・みどころ・風物を何回かに渡って紹介します。
新型コロナウィルスの影響で遠出ができない現在。近くの良さを再発見・再認識してみませんか?
13−2 庚申の塔(三社宮)
60に1回ずつ訪れて来る庚申の夜には、三尸(さんし)という虫が睡眠中に身体から抜け出して天に昇り、天帝にその人の罪過を報ずるため、一定の罪過がつもった人は生命を奪われるために庚申の夜は眠らないで夜を明かす行事が行われるようになりました。江戸時代には庚申待または庚申講と呼ばれ、全国的に催されてきましたが、今日ではこのような行事はみられなくなりました。
江戸時代になると神道家は庚申を猿田彦命であると称し、仏家は庚申を青面金剛ととなえました。佐賀市内では一般に庚申塚と呼ばれています。造立の趣旨もそれぞれ異なっていますが、最も普遍的なものは、現世安穏後生善処と刻まれたものが多いようです。
西与賀みてあるきマップ
庚申の塔参考・引用文献:「ハンドブック 西与賀みてあるき 〜西与賀周辺の史跡・みどころ・風物〜」