「西与賀郷土かるた」の紹介 NO.12

西与賀公民館

西与賀公民館

「西与賀郷土かるた」は、令和2年度 西与賀まちづくり協議会との共催で作成しました。
西与賀の歴史・文化・自然など、後世に残していきたいものを55選び、それぞれによみ句と取り札(写真・絵)を考えました。



NO.12 題材『朝鮮近海出漁と船着き場跡』

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「朝鮮近海出漁と船着き場跡」の説明
佐賀県で本格的に朝鮮近海に出漁するようになったのは明治38年、佐賀県朝鮮近海通漁組合が結成されて以来である。大正末期から昭和初年にかけての期間は、西与賀村、西川副村など佐賀郡の朝鮮近海出漁の黄金時代であった。出漁は毎年3月から7月まで西与賀港から約18隻、西川副から12隻、合計30隻程度が有明沖合で合流し船団を組み、手漕ぎと帆で、昭和10年頃からは動力で、遠く中国の大連沖から東シナ海にかけて操業した。水揚げは、その額100万円(現在では10億円)を超えた。さわら・ひらめ・ぐち等が主で、この販売は一部は朝鮮で陸揚げし、大部分は林兼商店に沖売りしていた。