「西与賀郷土かるた」は、令和2年度 西与賀まちづくり協議会との共催で作成しました。
西与賀の歴史・文化・自然など、後世に残していきたいものを55選び、それぞれによみ句と取り札(写真・絵)を考えました。
NO.19 題材『司蝗神』
「司蝗神」の説明
石祠の表面に司蝗神、右面に寛政4年(1792)村中敬立と刻まれている。この石祠が建立された年は、享保子年(1732)以来の凶作といわれ、この年の6月~8月に大風雨の被害を受けた上に、水田に無数のイナゴが発生したため、方々で神仏への祈祷や、水田に油をまいてイナゴを取り除く作業を行ったが、その効果もなく多くの農民が飢えに苦しんだ。 この石祠は、このようにイナゴの災害に苦しんだ高太郎の農民によって、虫の霊の供養とこれから先の豊作を祈って建てたものではないかと考えられる。