今年は、コロナウイルスの感染拡大に始まり、安倍晋三氏の総理大臣辞任、野党再編、アメリカ大統領選挙等々、色々ありました。この激動の2020年を、プロの政治記者の解説で振り返っていただきました。
90分の講演の大半は、安倍政権末期のゴタゴタから菅政権の現状についての分析でした。いずれも、プロの政治記者しか知り得ない裏情報を交えた解説で、貴重なお話を聞かせていただきました。
色々と差し障りがあるので詳しくは書けませんが、例えば、菅政権誕生に至るまでにも、派閥間の熾烈な駆け引き・暗闘が行われたようです。政界に限らず、どこの組織でもあることですが。
【元NHK佐賀放送局長・政治部記者 矢ヶ部 正文 氏】
終盤では、2021年の展望も語っていただきましたが、「解散総選挙はないだろう」との見解。理由としては、桜を見る会・吉川元農水相の賄賂・河井夫妻の選挙買収等々、与党にとって不利な要素ばかり揃っているからです。そのため、「2021年9月に自民党総裁に再選を果たしたうえで、10月の任期満了に伴う衆議院選挙を迎えるというのが菅総理のシナリオだろう」とコメントされました。
ちなみに、某野党は、与党と歩調を合わせることが多いです。そのため、与党ではないが野党でもないということで、口の悪い人は「ゆ党」と呼ぶそうです。野党(や)と与党(よ)の中間ということで、それを揶揄するブラックジョークですね。
【会場の様子】
※ 12/23(水)、高木瀬公民館で開催しました。