2月20日(火)に、高木瀬校区人権・同和教育推進協議会の事業として、田川市石炭・歴史博物館を訪問し、炭坑と差別問題について学ぶ現地研修を開催しました。
行きのバスの中で、佐賀市隣保館指導員の西村氏より『筑豊の炭坑と部落差別問題~石炭産業の歴史と被差別部落の歴史~』というテーマで車中研修をしていただきました。
石炭・歴史博物館では、手掘りから機械による採炭への変遷、大手企業の進出で繁栄した後、石油等へのエネルギー革命により炭坑が衰退し、閉山するまでの石炭産業の歴史についてわかりやすく解説していただきました。また、ユネスコ世界記憶遺産に登録された山本作兵衛コレクションの炭坑記録画も見学しました。記録画には、地下での炭鉱労働の様子や日々の暮らしが絵と解説文で描かれていました。閉ざされた暗闇のなかで、人間らしく生きる権利を無視された炭坑労働の過酷さに思いを馳せました。
炭坑住宅の間取りや当時の生活を再現した施設の見学。