第1回大人塾開催

高木瀬公民館

高木瀬公民館

 令和7年5月28日(水)午前中、公民館主催講座である「令和7年度第1回大人塾」を開催しました。
 今年度は、コロナ禍以前のように定員を増やし受講申込者全員を受講生としました。
講座テーマは、「日本近代建築の父 辰野金吾」です。講師には、県文化財保護・活用室の渕ノ上係長にお願いしました。
 これまで、大人塾の歴史・文化ジャンルは「佐賀学」ということで、どちらかといえば佐賀平野に焦点を合わせていましたが、今年度はフィールドを広げ唐津が生んだ建築家辰野金吾にスポットを当てました。
 辰野金吾理解の切り口は東京駅などの建築設計功績ではなく「歩んだ道、日本建築史における功績」からのアプローチです。唐津藩洋学校「耐恒寮」での英語教師の高橋是清、曽禰達蔵や麻生政包ら学友との出会いが大きかったこと。上京後の工学寮・工部大学校での学び、イギリス留学・欧州遊学、帰国後の活躍を学びました。
 設計を手掛けた主なものに、日銀本店、東京駅のほか、佐賀に残っている武雄温泉の新館・楼門(国重要文化財)を紹介いただきました。
 後年辰野が、日本建築・伝統への意識が高まったことは驚きと喜びを感じました。
とても勉強になりました。

20250530120659-33a3ef148d95985d2eb5272a08393fc0a56c45dd.jpg20250530120745-aa24d50a0b22af461fe3c3cbea60bedaa44584f4.jpg