「第2回さが学講座」を開催しました

赤松公民館

赤松公民館

 5月に第1回を開催する予定でしたが、ゴールデンウィーク明けの新型コロナウィルス感染拡大により断念。6月になり、感染状況も落ち着いてきたため、予定どおり今年度はじめてのさが学講座を開催することができました。
 6月21日(月)、佐賀市教育委員会文化振興課歴史文献調査専門員の井上美鈴さんを講師にお招きし、「暮らしの変化~戦後の生活改善運動~」をテーマにお話をしていただきました。井上さんは民俗学がご専門で、地域の昔の生業・暮らしや行事を聞き取る民俗調査に従事されています。今回は、昭和20年代以降、昭和30年代、公民館を主体として展開された暮らしの合理化のためのさまざまな活動についてお話を伺いました。台所改善、食生活改善、迷信打破、行事の簡素化などの推進とともに、様々な電化製品が登場し家事の効率化が図られ暮らしが変化した過程を学びました。

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 赤松公民館は、昭和26年9月に設立されています。全国的な生活改善運動の流れの中で公民館が設置され、赤松校区住民の生活の質の向上に貢献してきたことと思います。  
 当時の電化製品の写真を見せていただいて懐かしさと同時に、これから50年後、100年後の未来のために現在の暮らしの様子を記録しておくことが大切と感じさせられました。