富士公民館の裏手にある一本の大木が、ふわりと雪をまとったように真っ白になりました。地元では「なんじゃもんじゃ」の名で親しまれるヒトツバタゴ。枝先から無数の細かな花びらが噴水のようにこぼれ、青空と新緑を背景に、まるで空を漂う綿雲が降り立ったかのようです。足元を彩るツツジの濃桃と競演し、春のグラデーション。一瞬で過ぎる花期は貴重で今がまさに満開、見頃は今週末頃までだと思います。散策の折には、写真では伝えきれない柔らかな息吹を感じ、春の余韻をお楽しみくださいませ。
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