地域紹介

佐賀市富士町は福岡市、糸島市、唐津市、小城市、多久市と境界をなし脊振山系、天山山系の山ふところに抱かれた静かな山里です。昔から湯治場として愛されてきた古湯温泉と熊の川温泉があり、多くの文人などが心身を癒しにこの地を訪れています。実りの秋には、雨ごいや五穀豊穣を祈願し、五つの地区で浮立が奉納されてきました。中でも、勇壮な被り物(てんつく)を頭に着けて舞う市川天衝舞浮立は、佐賀県無形民俗文化財に指定されています。近年はコロナ過や人手不足などで中止となったところもあります。

森林の多い富士町には、嘉瀬川ダムと北山ダムの2つのダムがあります。佐賀平野を潤す水源地のみならず、神水川パークゴルフ場や21世紀県民の森など憩いの場となっており、令和4年7月には、富士しゃくなげ湖に水上競技場がオープンし、ボートやカヌーの愛好家で賑わっています。

富士しゃくなげ湖/水上競技場.jpg

 富士しゃくなげ湖/水上競技場