今年度より、開成まちづくり協議会 文化・スポーツ部会と共催にて開催してまいりました「開成さが学講座」が、先週11月9日(木)をもって終了いたしました。
昨年度まで公民館のみで行っておりましたが、コロナ禍ということもあってか、多くの受講者の方に足を運んでいただくことはできませんでした。
しかしながら、文化・スポーツ部会の皆様と共催することで、人が人を呼び、会場には常に20〜30名近くの方がお越しになられるようになりました。
また部会の皆様には進行や設営、片付け、その他においてご協力いただきました。ありがとうございました。
それでは、全4回のうち、まだご報告しておりませんでした②〜④回の分をご報告いたします。 9月14日(木)、佐賀市危機管理防災課より、防災業務専門支援員の土井稔康さんをお招きして、佐賀で起こった過去の災害を振り返りながら、地域でできることは何かについて学びました。
当日は開成校区自主防災会の参加もあり、活動に対しての質問が出ていました。またアンケートでは、「日頃からの心掛けが大事だと思った。」、「他校区の取り組みが知りたい。」といった前向きな回答が多く見られました。 名君として知られる佐賀藩10代藩主・鍋島直正と幕末佐賀藩の偉業について、佐賀城本丸歴史館 学芸担当係長の藤井祐介さんにお話をしていただきました。
ペリー来航時日本で鉄製大砲を造ったのは佐賀藩だけであり、明治新政府で活躍した人材を輩出するなど、幕末をリードしたともいえる佐賀藩。
その背景には自ら動き、人材の育成と登用に力を注ぐなど、リーダーとしての直正公の優れた資質があったからではないかと感じました。 今年度最後の開成さが学講座は、佐賀県文化財保護審議会委員の金子信二さんをお招きして開催しました。
開成校区について、遺跡、歴史、民間信仰など、様々な角度から調べられてあり、豊富な資料に参加者の方から感謝の意が伝えられました。
特に民間信仰では、校区内に残っている石造物が紹介され、アンケートでは、「地元の話が聞けてよかった」、「シリーズ化してほしい」といった声が届けられました。