第2回嘉瀬歴史の道ウオーキング

藤井 英貴(ふじい ひでき)

藤井 英貴(ふじい ひでき)

『第2回嘉瀬歴史の道ウオーキング』を3月23日に実施しました。

今回も『嘉瀬まちづくり協議会』の『福祉健康部会』と『ふれ愛文化部会』のコラボです。

スタート時は曇りの天気でしたが40数名の参加者でした。

今回も嘉瀬の歴史を知って頂くために、ガイド資料を作成配布しました。

20190429214707-c88c3ac7003d3c28aad7e6f1c98c5029d1035092.jpg

まずは、皆さん佐賀弁のラジオ体操で体をほぐします。

笑いも出てテンションも上がります。

20190429215656-11e6e31fd1309fd4b79f1734a41ba206ec67c012.jpg


今回のコースは嘉瀬の北方面です。

スタート:嘉瀬公民館 → 四面神社・佐田神社(元町) → 日子神社(北島) → 天満宮(北島) → 石造六地蔵(荻野) → 乙護神社(荻野) → 冨泉院(荻野) → 青藍記念苑(青藍) → ゴール:嘉瀬公民館 のコースを約2時間掛けて散策しました。


20190429222527-f1bdb69d1aa30f1dc20ea0515617cfdbc668282e.jpg

元町の四面神社は、秋におくんちの祭典がある地元氏神様の一つです。

諌早神・温泉神・支々岐神・千々岩神の四柱の神を主神とされて海の守護神として尊崇されています。

また、鍋島藩に関係の深い神社でもあり、神社の瓦に家紋である杏葉紋(ぎょうようもん)が見られます。

20190429215513-16c43922489663153df8fa3f66f27ce7811e0cf1.jpg

20190429220229-0ae956d90bc5b9dacb51e2f87336c8d49fc5f6fa.jpg


同じ敷地にある佐田神社は、口碑によれば俊寛僧都が嘉瀬に隠棲中に建立したとも言われているようです。

また、熱病の神様として知られ、豆腐を供えて祈願すれば効験著しいと言われています。

私も子どもの頃、良く熱を出し、母親がよく豆腐をお供えしてました。

20190429215852-fa0d49c7c0b97aae3f5d6b1822b0f3238d64f22d.jpg


ここで、みんなで記念撮影を1枚。

20190429220100-701509b122e38d78d4eba04cf3b1ebcb01438ef9.jpg


更に、北に北島へ入り、日子神社と天満宮を参拝しました。

それから西に、荻野へ入り、石造六地蔵、乙護神社、冨泉院と行きました。

石造六地蔵は佐賀市重要文化財です。

室町時代の1484年の造立で県内において最古の造立銘を有しているそうです。

20190429221411-578e84394640ca3c8b7554132be19b07a1e8a414.jpg

乙護(おとご)神社は、創立不詳ですが、平胤貞が建久3(1192)年に再建したとの記録があり、また建武3年(1336)に再々建されたとの記録もあります。

祭神は、多岐津姫命(たぎつひめのみこと)・多紀理姫命(たぎりひめのみこと)・市杵島姫命(いちきひめのみこと)他五柱。

20190429221615-51a657e84271dd7baa4a2ec4a9c61979f793ef8d.jpg

また、乙護神社にあるクスノキは、樹齢推定250年と佐賀の名木・古木に登録されてました。

20190429221727-3d70972e7d298c2baa8d19d73ca9ef99cb7f1e67.jpg

20190429223002-aec661543d3ce64f77cb7d884531d88bdb2680c3.jpg

冨泉(ふせん)院のお寺にある涅槃図。

今回を拝見させて頂きました。保存状態がよく、とても素晴らしかったです。

20190429221903-f1007fad61b437f2438acff8a6afdc76ff201ece.jpg20190429223103-c68b3bff1508eb7d6ea6521cf8dbc03bf372973f.jpg


嘉瀬公民館に戻る途中、青藍記念苑へ。この地は、嘉瀬尋常高等小学校の跡地です。
地域の方々がお花を植えて頂いて花壇もとってもきれいでした。

20190429222157-021806f791e3532d8dafcb393a0027320aa69c57.jpg


今回散策をして、地元嘉瀬にこんなものがあるんだと、新しい発見がたくさんでした。

自分の目で見てみないと判らないものがたくさんですね。

次回の第3回嘉瀬歴史の道ウオーキング(嘉瀬の南方面)は6月の予定です。

また、新しい発見を皆さんと一緒に楽しみたいと思います。