嘉瀬町百景#1 青藍記念苑

嘉瀬公民館

嘉瀬公民館

嘉瀬小学校は明治25年に創設された「青藍高等小学校」の『青藍』の教えを受け継ぎ現在に至っています。校名の『青藍』は、中国の思想家筍子の勧学篇の一節「君子曰く、学は以て已むべからず。青は之を藍より取りて、藍よりも青し、氷は水之を為して、水より寒し」からとったもので、勉強すれば人間は更に高度の領域に達することができるという意味で、学問の重要性を説いたものです。


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きょうは、青藍高等小学校跡地である青藍記念苑で花植えが行われました。大きな記念碑が建つこの場所は、一時は草木が生い茂り荒地のようになっていたのを、平成21年に再整備。以降、嘉瀬まちづくり協議会環境部会を中心としたまちの人たちにより手入れされ、四季折々の花が彩っています。

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青藍記念苑から歩いて2分ほどで、旧長崎街道へ出ます。往時の面影はありませんが、道幅はさほど広くなく閑静な住宅街です。旧長崎街道は砂糖文化を広めた「シュガーロード」として、近く文化庁の日本遺産に登録される見通しとか。嘉瀬町で収穫されたもち米や小豆も、多彩なお菓子文化に貢献したことでしょう。佐賀のお菓子のあれやこれやを思いながら、散策するのもいいかもしれませんね。
(わたしは根っからの甘党です、羊羹こわい)