嘉瀬町百景#13 藍づくりと藍染め

嘉瀬公民館

嘉瀬公民館

嘉瀬公民館の敷地内には畑があり、藍が栽培されています。

百景_藍染め(1).jpg(2020年6月撮影)


嘉瀬小学校の前身「青藍高等小学校」の精神を後世に伝え、郷土愛を育むため、2002年に嘉瀬町有志による藍の栽培が始まりました。2005年には「藍・愛をつむぐ会」が発足。藍・愛をつむぐ会は藍の栽培から染色までを手がけ、嘉瀬小の児童に葉の摘み取りや藍染めなどの体験活動の場を提供したり、市民向けの藍染め体験会を開催したりしています。毎年バルーンフェスタ会場内で藍染め製品の販売を行うなど、藍染めは嘉瀬町の特色ある取り組みになっています。


百景_藍染(2)jpg(夏が過ぎると、藍の葉を刈り取り乾燥させる。)



百景_藍染(3).jpg(藍液は、乾燥させた葉を粉状にし、木灰を熱湯に通したものと混ぜ合わせ、蜂蜜、酒を加え発酵させて作る。)



ことしの大河ドラマ、主人公の生家は藍玉づくりを生業とします。そのため、藍を育てる広大な畑が舞台となり、藍づくりに励む人々の姿が描かれていて、嘉瀬公民館勤務になって以来藍を身近に感じるわたしはなんだかうれしい。村の人たちが身に着けるものも、藍色のものばかりだし。

先日藍・愛をつむぐ会の方に活動で一番大変なことは?ときいたところ、「夏場の水やり」との返答が。染め上がった作品にばかり目が行きがちですが、一年を通して本当に手がかかっているのですね。ドラマを見て、なおさら分かった。