「食べることは生きること」歯と口の健康の話(報告)

嘉瀬公民館

嘉瀬公民館

60歳以上の方を対象にした『ことぶき大学第3回』を、8月31日(火)に嘉瀬公民館で開催しました。講師は扇町にある高森歯科医院院長の松本亜矢子さんと、歯科衛生士の陣内美穂子さんです。

第3回のテーマは『歯と口の健康』。口を健やかに保つポイントは、「正しい歯磨き」と「噛める口作り」とのこと。歯周病は糖尿病や心筋梗塞の原因にもなるので、歯ブラシ選びを慎重に行いしっかり歯を磨いてほしいと話されました。

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現在日本では約800万人の方が総入れ歯を使用しているものの、入れ歯が合っていない人が多い。入れ歯の人こそ定期的に歯科検診を受けたほうがいいとのこと。松本先生は口からご飯を食べることの重要さを訴え、入れ歯の調整などで噛む力と健康を取り戻した高齢者の症例を映像とともに紹介されました。噛むことはおろか歩くこともままならなかった80代の男性が、りんごにかぶりついたり一人で歩行できるようになったりしたこと。胃ろうをして寝たきりだった70代の女性が、わずか数ヶ月で旅行に出かけられるまで回復したこと。これらの映像に会場からは感嘆の声が上がりましたが、先生は「歩けるようになるのは、奇跡ではない」ときっぱり話されました。(嘉瀬公民館主催、参加者15人)


次回は9月28日(火)10時から、「やってみよう!太極拳」です。
申し込み、問い合わせは嘉瀬公民館(電話0952−26−5208)まで。