特定外来生物に関する学習会を開催しました。

嘉瀬公民館

嘉瀬公民館

近年嘉瀬町で大繁殖し問題になっている特定外来生物ナガエツルノゲイトウに関する学習会を11月18日(木)、嘉瀬公民館で開催しました。嘉瀬まちづくり協議会環境部会のみなさんが参加。佐賀市環境政策課の担当者を招き、ナガエツルノゲイトウの特性や駆除の現状について説明を受けました。

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ナガエツルノゲイトウは南米原産の水草で、観賞用に持ち込まれたものが野外に放たれたと考えられる。繁殖が極めて旺盛で、「地球上最悪の侵略者」とも。水路の流れを止めたり、樋門の操作に支障が出たりするほか、水田に入った場合は農業への被害も懸念されるとのこと。

重機などで水路から除去したあとも数ヶ月で再び繁茂するという話に、参加者のみなさんからはため息が。特定外来生物に指定されているため、運搬や処分方法などに規制があることも説明されました。

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後半の意見交換ではまず嘉瀬町内の生息域について情報を共有。「このままでは嘉瀬町の水面が覆い尽くされてしまう」と危機感をあらわにする人も。「嘉瀬町の水路は広くて危険、素人では手に負えない」との意見がある一方、「業者が除去したあとの状態をいかに保つかが重要」「われわれ住民が出来ることを模索しては」という考えが示されました。

この学習会は今後も継続していく予定です。
(嘉瀬公民館主催、参加者4人)