夏休みの小学生向け講座1回目は『海苔の話とロープワーク』。嘉瀬町新町で海苔漁を営む香月弘之さんと田中茂寛さんに講師をお願いし、8月1日(月)に嘉瀬公民館で開催しました。
海苔養殖用の網を持参され、有明海の干満差を利用し海苔を日光に当てたり海水に浸したりする仕組みを説明。夏のあいだ網の手入れをするのも大事な仕事といい、破れた箇所をあっという間に補修する妙技も披露されました。
ロープワークの講義では、基本の結び方(八の字)のほか二本のロープをしっかりつなぐ結び方や、船を港に係留する際の結び方などを教えていただきました。子どもたちは繰り返し練習し、結んだロープを引っ張って強さを確かめていました。
おまけとして、縮まない輪の作り方の実演も。この輪は何かに引っ掛け強く引っ張っても縮まないため、溺れた人などの人命救助にも使うことができるそうです。
後半は海苔や有明海に関するクイズ大会で大盛り上がり!賞品として、漁協佐賀市支部より高級焼き海苔を提供していただきました。
最後に田中さんが「ゴミを道や川に捨てないで。ゴミが海に流れて、魚がいなくなったり海苔がとれなくなったりする」と環境を守ることの大切さについて話されました。
香月さんは「嘉瀬町で海苔がとれることを知らない子どももいる。海苔のことを少しでも知ってもらえてよかった」と話し、賞品の海苔を手にし喜ぶ子どもたちの様子に笑みをこぼされていました。(嘉瀬公民館主催、参加者10人)