いのちをいただく(人権講演会)

嘉瀬公民館

嘉瀬公民館

嘉瀬町人権講演会を11月11日(金)、嘉瀬小体育館で開催しました。講師の坂本義喜さん(熊本市)は、2013年まで食肉解体業に従事されていました。食肉解体作業の経験談を通し「家畜たちの想い」や「命の尊さ」を伝える講演を、全国各地で行われています。

坂本さんはまず、食肉解体の手順について説明されました。家畜の頭部を専用の銃で撃つこと、牛1頭につきバケツ10杯の血が出ること、皮を剥いでから内蔵を取ること。なかなか衝撃的な話を、クイズ形式にして子どもたちの笑いを誘いながらからりと話されました。

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坂本さんの仕事観を変えることになった牛の『みいちゃん』との出会いと別れのあたりでは、保護者・一般席からはすすり泣く声が。子どもたちのなかにも泣いている子がいたそうです。

最後に坂本さんは「命をいただいたら、わたしたちは何をしないといけないのか?」と問いかけ、「お父さん、お母さんと仲良くすること、元気に遊ぶこと、まわりの人を助けること」をしてほしいと話されました。


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坂本さんがモデルとなった絵本に、直筆のサインをいただきました。絵本は嘉瀬公民館のフリースペースにあります。



主催:嘉瀬校区社会人権・同和教育推進協議会、佐賀市立嘉瀬小学校
共催:佐賀市社会人権・同和教育推進協議会、佐賀市立嘉瀬公民館
(参加者290人)