嘉瀬公民館の藍染未来工房で9月1日(金)、嘉瀬小の6年生41人が藍の生葉染めを体験しました。指導するのは嘉瀬町で活動する「藍・愛をつむぐ会」のみなさんです。
藍・愛をつむぐ会のみなさんが、工房に隣接する畑で刈り取った藍の葉をミキサーで粉砕し、水を加えて液を作ります。やや青臭い匂いがして、思わず小声で「くさっ!」とこぼす子も。
絹のハンカチはあらかじめ、輪ゴムで縛ったりボタンやビー玉をくるんだりしておきます。縛った部分は染まらないため一人ひとり違う模様の作品ができあがり、子どもたちは互いの作品を見比べながら笑顔を見せていました。この催しはPTAの親子活動でもあります。保護者のみなさんも藍染めに挑戦!
嘉瀬小学校の前身は青藍高等小学校といい、今でも校内あちこちに『青藍』の文字が掲げられています。由来となる漢文を諳んじる子も多い。とはいえ、現代の子どもは藍の栽培風景はもちろん藍染めを目にする機会もないため、子どもたちのためにと奮起した町内有志のみなさんが、平成14年に嘉瀬町で藍の栽培を始めました。以後毎年嘉瀬小の6年生は藍について学び、藍染めを体験しています。
主催:嘉瀬小学校、嘉瀬小PTA、嘉瀬公民館
(藍染めからまちづくり)