訪問看護の現場から(ことぶき大学 報告)

嘉瀬公民館

嘉瀬公民館

ことぶき大学第5回を10月24日(火)に嘉瀬公民館で開催しました。佐賀県看護協会訪問看護ステーション所長で看護師である瀬戸口千恵子さんに、超高齢化社会の現状と訪問看護の実際について詳しく説明していただきました。

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高齢化の進展に伴い訪問看護ステーションの設置数も増え、佐賀市には現在40の訪問看護ステーションがあるといいます。看護とは診療上の補助と療養上の世話であり、病院でも在宅でも看護の内容はほとんど変わりないそう。

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訪問看護では、その方の状態に応じて、点滴や胃ろう管理などの医療処置の他に、薬剤管理、排泄管理、入浴介助等の清潔援助などを行いつつ、家族全体を一つの単位ととらえ本人に加えて家族もまるごとケアするといいます。家族の微妙な心の揺れなどを、主治医の先生に伝えることもあるそうです。

瀬戸口さんは「家族は一生懸命で余裕がないことも多い。訪問したときに会えないこともあり、電話やノートのやり取りで家族との対話を心がけている」と話し、看護現場でのエピソードを写真を交えて紹介されました。(参加者15人)


主催:佐賀市立嘉瀬公民館