2月20日(土)第3回川上フットパスを行いました。
今回は、約60名の皆様が参加されました。コースは、大久保お台場~赤坂展望台~建福寺~大願寺廃寺で、早春の穏やかな天候に恵まれ、ゆっつらーと川上歴史ロマンの路を楽しみました。
大久保お台場では、カノン砲を始め近代科学技術をもって維新の世に勇躍した佐賀藩の話を、学芸員の谷澤さんに伺いました。
ブランドみかん「あんみつ姫」の産地・赤坂山では、佐賀平野の展望と今山の合戦について往時の武将の姿に思いをはせました。
ここからは、前方後円墳の舩塚古墳の全貌を見ることができます。
みかん畑の道を通って建福寺に向かいました。
建福寺では白玉饅頭とお茶の接待を受けました。建福寺の開基は奈良時代行基とされ、お堂の鐘は国の重要文化財に指定されています。
現在、五社神社が建っているこの地に、奈良時代には、大伽藍を持つ国分寺に匹敵する「万年山大願寺」というお寺があったそうです。
「大願寺」という集落の地名はその名残でしょうか。
それから、神社の礎石として再利用されている礎石は、その材質及び年代から「大宰府」そのお隣の「観音寺」と同じ礎石だそうです。
次回のゆっつらーと川上フットパスは3月20日(土)「佐賀平野を見下ろす早春の眺望を求めて」を予定します。
皆様のご参加を待ちします。