川上の歴史をシリーズで紹介致します。
今回は、與止日女神社です。
與止日女神社は古墳時代に当たる564年(欽明天皇25年)に創建されました。平安時代から「肥前国一の宮」として崇められた神社であります。鎌倉時代に入ると朝廷や鎌倉幕府をはじめ多くの武士たちも大切に信仰をしました。当時5代執権であった北条時頼もこの神社を訪れたという記録も残っています。
與止日女神社 社殿神社にまつられている神様は、與止日女命(神功皇后の妹)です。海の神、川の神、水の神として信仰されの農業をはじめいろいろな産業、厄除開運、交通安全の神様として崇められています。神社のお祭りは4月18日の春祭り、10月10日の秋祭りなどがあります。神社には、数々の重要文化財があります。国の重要文化財の河上神社文書(県立博物館に保管)をはじめ、県の重要文化財の西門、そのほかに肥前国独特の形をした三の鳥居など数々の文化財があります。
江戸時代に入って與止日女神社は、千栗八幡宮との一の宮論争があり現在の資料には、肥前国の一の宮は両方の神社であるとされています。