令和4年6月21日(火)、認知症への理解を深めるための講座を川上校区社会福祉協議会、川上校区まちづくり協議会長寿部会と公民館の共催で開催しました。
認知症の人と家族の会で世話人をされている野口佳代子さんをお招きして、「もし家族が認知症になったら」をテーマにお話をしていただきました。37名の受講がありました。
若年性認知症を発症したご主人を介護する中で得た知識や経験、大事だと思っていること等、認知症に関する役立つ話をたくさん聞きました。「介護家族として、周囲へのカミングアウトは心情的にハードルが高いけれど、結果的には精神的にも肉体的にも楽になる。抱え込まず早めに相談することが、患者にとっても有効。おたっしゃ本舗やケアマネージャーなど専門職とつながり助けてコールをしましょう。また介護の先輩からの情報や知恵も力になります。」とのこと。
アンケートでは、「カミングアウトが大事ということが分かった。体験に基づくお話はとても説得力がありました。」、「若年性認知症の夫を実際に介護されていた話に、時に涙しながら聞かせていただきました。」、「認知症になっても怖がらなくてもいいという言葉に勇気をもらいました。」、「認知症になった場合の相談窓口等教えてもらえた。どう行動すべきか分かった。」、「介護家族の視点での考えを知ることが出来た。」などのたくさんの感想が寄せられました。
野口さんは「誰もが安心して最後まで穏やかに生きることのできる社会。住んでいる地域が「認知症」に対して偏見がなく、相談しやすい環境であってほしい。」と締めくくられました。
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