10月15日(土)今年度第1回目のフットパスを開催しました。
当日は、さわやかな秋日和の中、校区内外から74名の方が参加されました。
朝9時、県林業試験場で受付、9時半より散策開始。
風楽寺古墳~四天さん~導善寺古墳~厳島神社献上楠跡~池ノ上(八龍)神社~於保天満宮(於保氏館跡)~林業試験場内にある千人塚を巡り秋の田園風景と池ノ上地区の古跡を楽しみました。
上空から見る風楽寺古墳
前方後円の形がよくわかります。
"しってんさん"墳丘の上には、宝篋印塔を中心に四方に、邪鬼を踏みつけた四天王像が配置されています。全国的にもこのような遺跡は極めて少なく貴重なものだと谷澤学芸員(サングリーン在住)の説明がありました。
導善寺古墳も前方後円墳の形がよくわかります。
前方部の上面を平坦に削られ、導善寺という草庵が作られたので、地元では導善寺古墳と呼ぶようになったようです。
厳島神社大鳥居の献上楠跡
於保天満宮(於保氏館跡)
肥前高木氏の流れをくむ於保氏は、嘉瀬川の西部一帯を所領としておりました。今山の戦いでは、於保氏は大友軍の先手に加わり、佐賀竜造寺軍とこの於保城(館)をめぐって激しい戦いがあったそうです。黒灰原(林業試験場)には、両軍の戦死した兵士を葬った塚が「千人塚」として祀られています。
林業試験場に戻りました。副場長から試験場の業務についてお話を伺いました。その中で次世代スギの話は興味深かったです。1.5倍の成長速度と1.5倍の強度そしてスギ花粉が1/2という特質を持つこのスギを"サガンスギ"として全国に広めていくそうです。「皆さんもサガンスギの事覚えていてください」とおしゃってました。前回は、きのこ研究の成果のひとつ「生くらげ」の話を伺いました。次はどんなお話が聞けるか楽しみです。
次回は、11月20日(日)「晩秋の万寿寺と紅葉狩り」與止日女神社~万寿寺~(古刹の道)~実相院仁王門のコースを予定します。
駐車場は、リバーサイドパーク(惣座橋下)で受付9時です。皆様のご参加をお待ちします。